会長あいさつ
南佐久郡中学校部活動運営委員会 会長 挨拶
中山間地域にある南佐久郡は 6 町村で構成されます。そして、公立の中学校は、川上中学校、南牧中学校、小海中学校、佐久穂中学校の4校で、計約500名が在籍しています。
毎年、6 町村の教育委員さんと郡内 12 の小中学校の校長先生による合同研修会を行っていますが、令和2年 7 月の研修会で、ある中学校の校長先生から部活動の実状が報告されました。その時、わずか数人で一生懸命練習している女子バレーボール部の姿が映し出され、参加した大人たちが大きなショックを受けました。少子化はここまで来ているのか、このままだと近い将来、集団で行う種目ができなくなると、本当に衝撃的でした。そして、これを機に、「子どもたちのために何とかしよう」、「私たち大人ができることはないのか」という気運が一気に高まりました。今振り返ると、これは、危機感を共有し、本気でなんとかしなければならないという、ターニングポイントになったと思います。
小さな中学校が多く、自分のやりたいスポーツができない、やれるとしても少人数でしかできないという中学生たちの思いを受け、自分が選んだスポーツや文化芸術活動をやりたいという願いを何とかしてかなえるべく、環境づくりのために思い切って町村の枠を超え、拠点校方式の合同部活を進め、段階的な地域クラブ展開ができないだろうかということで取り組みが始まりました。
そして、現在、軟式野球、卓球、サッカー、男女バスケットボール、男女バレーボール、陸上、柔道の9種目の休日の活動を地域クラブ活動としております。昨年行ったアンケートでは、休日の合同練習については80%以上が、そして南佐久チームとして大会に参加したことについては、90%近くの生徒が、良かったと評価しています。内容としては、学校以外の同じ志を持った仲間と練習ができる楽しさ、専門の指導者から学ぶことのできる充実感、上達しているという達成感などが挙げられています。そういった交流や活動から、技術だけでなく人間性を高めていくことも期待しています。
指導者の皆様、地域の皆様、保護者の皆様など、クラブ活動を支えていただいているすべての方々に感謝し、南佐久の地域クラブ活動を通して、南佐久を愛し、子どもたちが生涯にわたって、スポーツや文化芸術活動を楽しんでくれることを願い、この取り組みを今後も進めていきたいと思います。
南佐久郡中学校部活動運営委員会 会長
佐久穂町教育委員会 教育長
渡邉 秀二